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ホルモンに興味をもったものの、
初学者に適した学習書というものがどうも見当たらない。


そんな中引っかかったのがこの本。
あまり学術的ではないとは思うが
はじめの一歩としては適切か?
ホルモン力が人生を変えるという本を購入した。


あまり学術的でない?私の認識が間違っていた。
東大医学部出身、日本発のメンズヘルスクリニックを開設した方の著書。
今まさに私の中で興味の対象となっている
テストステロンとコルチゾールについて書かれてあった。


あたりだ!

この本は5章からなる。非常にシンプルな構成。
それに応じた記事にしようと思う。
1:男性ホルモンは人生を支配する
2:男性ホルモンが人生を変える
3:男性ホルモンが健康を左右する
4:男性ホルモンを高めよう
5:男性ホルモンと長寿の秘密


この本の内容はテストステロンとコルチゾール
著者の立場からメンズヘルスに関する記述であり
ホルモン自体の説明ではなく
男性が元気に人生を歩んでいくための知恵と
それを阻害する要素の理屈がかかれている。


1:男性ホルモンは人生を支配する
 この章の主役はテストステロンだ。
 有名な、好成績な金融ディーラーのテストステロン値が高いという話や
 テストステロンのもたらす行動が説明される。
 抗利尿ホルモンとの絡みが出てきた点が非常に新鮮であった。


 テストステロンについての予習といえよう。


2:男性ホルモンが人生を変える
 ホルモンの説明、テストステロンの専門的な解説が進む。
 男性ホルモンがもたらす行動について、
 よりバラエティに富んだエピソードが詰め込まれ
 それは味覚との関連性まで行き着く。
 高テストステロン値の男性は辛いもの(激辛)がすきなのだそうだ。
 「女は男の指を見る」という新書があったが
 「女は男の舌を見る」なんてことも出てくるかもしれない。


 「女は男の指を見る」にもあるとおり、人差し指と薬指の長さには
 テストステロン値と関連性があるという事は広く知られる。
 本書ではそれが数学的素養や言語能力と関連するところまで書かれている。
 さらには、それと走る競技に対する素養までかかれていた。
 後者はまったく聞いたことが無く、興味深い話であった。


3:男性ホルモンが健康を左右する
 この本における本体といってもいいだろう、
 第三章では
 ・男性ホルモンの減少によって引き起こされるトラブル
  鬱、体脂肪増加、集中力低下、疲労しやすい、動脈硬化
  筋力低下、頻尿、男性機能不全等など
 ・Late-onset hypogonadism:加齢性性腺機能低下症候群
 ・最大の原因、ストレス
 ・テストステロンとコルチゾール
 ・解決策としてのメンズヘルス
 という内容が書かれている。


 http://kettlebelldiet.blog.shinobi.jp/Entry/612/
 ためしてガッテンからホルモンを勉強してみる
 にてLOH症候群について図らずも予習しておいたのが役に立った。
 するすると頭に入る。


 上記記事で私は、
 原因がストレスだということはわかっていても
 実際の効果としては役立たない
 ストレスを減らす具体的な施策の提示が必要だ。
 という結論に至る。


 この本では具体的な施策が書かれている。
 ・漢方薬
 ・テストステロン補充療法
 漢方薬については具体的な薬名がかかれているので参照されたい。
 補充療法については今のところ試す気は無いが
 漢方薬であればちょっと試してみたい。


 本章にて、テストステロンの測定関する手がかりが得られたのは
 大変嬉しいことであった。
 マイクマーラーの資料で病院での調査がたびたび薦められてはいたのだが
 軽くネットで検索しただけでは、検査できるようなところがみあたらない。
 アクションを起こしたい。


4:男性ホルモンを高めよう
 男性ホルモンを高めるための具体的な施策が書かれている。
 ・誉める
 ・リラクゼーション
 ・笑い
 ・運動
 ・サプリメント
 ・食材


 興味深かったのが笑いとの関連である。
 松下さんのブログでたびたび話題にされている「強い人は陽気である」という話。
 本書ではテストステロン値が低いと微笑しやすく
 高いと爆笑しやすいという記述で現れる。
 強い人はテストステロンが高く、だから爆笑し明るく見られる
 のだろうか?
 また、逆の論理は成り立つのか?
 すなわち、爆笑するように心がけているとテストステロンが高くなる。
 ある研究ではお笑い番組でストレスが減ったという。
 よって、爆笑することで交感神経の高ぶりが抑えられたり
 コルチゾールが抑えられてテストステロンが高くなるということがありそうだ。


5:男性ホルモンと長寿の秘密
 NOとEDがキーワード。
 もう一度見直さなければならない。
 まだ身についていない。


この本は存外に今の私に役立つ本であった。
何回も見直すことにしたい。

 

*ホルモンについての勉強ログ
http://kettlebelldiet.blog.shinobi.jp/Entry/609/

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