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NHKの健康情報番組でためしてガッテンというものがある。
その中でLOH症候群という耳慣れない病気の特集をやっていた。
なんだろう?
簡単に言えば男性の更年期障害のことで
女性の更年期障害と同様に男性ホルモンの低下が原因で起こる症状のこと。
その症状は、うつ、睡眠障害、筋肉痛と多様である。
正式には
Late-onset hypogonadism:加齢性性腺機能低下症候群とのこと。
テストステロンの低下により
・内臓脂肪の増加
・海馬の神経シナプスの減少
が起こるらしい。
その原因は必ずしも明確ではないが、
そのひとつとしてストレスが挙げられるという。
ストレスがかかり男性ホルモンが低下、
これによりストレス耐性が低くなるので悪循環が止まらなくなる。
治療法としては医師の指導のもと行われる男性ホルモンの注入。
NHKのサイト
http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20101117
では男性ホルモン低下予防のための情報ものっていた。
運動を行うこと、脳を活発に使用する事、たまねぎを利用した料理で
たまねぎに含まれる成分によってテストステロンの合成を促進すること
が対応策となるという。
ストレスは万病の元と改めて感じたがそれ以上に
では、どのようにストレスと付き合えばいいのかという
具体的な対応策の必要性を強く感じた。
人にアドバイスをする時には確かに「ストレスをためないようにしましょう」
をしかいえないと思うし、実際自分も対応策を持っていないのだが
それだけでは効果を期待できない以上アドバイスになっていない。
ストレスをためないようにすることがむしろストレスになった
という笑えない話も聞く。
中学校あたりで習う保健の知識で、ストレスは一概に悪者ではなく
上うに付き合うことが大事と習う。
それは、
ストレスがなければボーっとしてしまう、
激しすぎれば心身に悪い影響を与える、
人は適度なストレスの元でベストなパフォーマンスを発揮できる。
という理屈であった。
しかし改めて思うのだが、
ストレスを極限まで下げた時に起こるパフォーマンスの低下はそれのみであるが、
ストレスを極限まで高めた時に起こるパフォーマンスの低下は
心身の破壊を経た上でのそれなのではないだろうか?
であればやはり、ストレスは減らすべきものなのではないだろうか?
経営学の話題で
マズローの欲求だとか、Management Buyoutに絡む具体例。
ある工員二人がルーチンワークを行っていた。
一時間でN個の作業を行う。退屈に仕事を行っていたのだけれど
あるときふと思いついて、どちらが正確に大量の作業を行えるのか
競争してみようというはなしになる。
そこから工員たちのモチベーションは上がり、能率は上がりみんな幸せになる。
という話である。
人間はすべからく成長していくものであり、かってにモチベーションを上げる
(費用をかけなくても☆)
という経営者側のなんとも都合のいい意図を正当化するために
よく利用されるが、あながち間違いではない。
ケトルベルトレーニングをなさっている皆さんも
いつもやっているスイングが簡単になってきたら重量を増やすことだろう。
時に人間は自発的にストレスを与える行為を行う。
これは自発的だから良いのであって、外部から強制されてやるものではない。
ストレスと上手に付き合うというのは、
ストレス自体を受けない状況に身をおく処世術であり
逃げられないストレスをやっつける能力であり、
ストレスでやられた心身を回復する知恵であり
そして、自発的に行う目標の提示なのだろう。
今後ホルモンを勉強するにあたって、ストレスの発露たる
コルチゾールにも興味が湧いてきた。
*ホルモンについての勉強ログ
http://kettlebelldiet.blog.shinobi.jp/Entry/609/