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第一日目、金曜日。
目覚まし時計がなる前に起床。

興奮しているのだろう。なんと言っても第一日目初っ端からスナッチテストだ。
シャワーに入り、体、特に肩を念入りに温める。

腹が減る。
なにかないかなにかないかなにかないかナニカナイカ。
部屋には何もなかったのでホテル内を探検。
ロビー入り口にコンビニのようなものを発見する。

そこでふらふらと本日の朝食を選ぶ。
すると


なーんか、みたことのある顔が。











ん~










あれー?
















思わず声がでた。

























私「Pavel  ?」
そのひと「YES!!」


うーわー。
パベルさんだ。みたことがある顔だと思ったらパベルさんだった。
わー。

一気にテンションが上がった。
アドレナリンがピュッピュと放出されているのがわかった。
別に崇拝までしているわけじゃない。教祖様じゃない。
でも、でもですね。
ケトルベルの勉強をしている本でいつもパベルさんは目にしているわけです。
RKCの試験で目にすることは予定していたけれど
朝食を買うタイミングで、ホテルのロビーで初対面してみてくださいよ。
こんな不意打ちありえない。いや、ありえなくはないのだけれど、びっくりですよ。
想像してくださいよ。好きなミュージシャンがいるとしますわなぁ。
そのコンサートが他県で開かれるとします。
あなたは前日に近くのホテルに宿をとってワクワクしつつ眠り起床するのです。
コンサートまで時間があるからとホテルのロビーでふらふらしていたら
そのミュージシャンにばったり出くわしてしまったと。
心臓に悪いです。

どうです?
文体が思わず変わってしまったじゃないですか。
それくらいびっくりしたんです。

さて、ここからは文体を戻して。

私が宿泊しているホテルはRegal Sun Resortという。
ここは、RKC申込のHPで紹介されていたホテルで、
実際に試験が行われるEspn Wide World of Sports Coという施設まで
シャトルバスが出ている。

乗り遅れないように早めにロビーで待機。
バスが到着。いらっしゃいませ。

ここで事件発生。
「**さんですか?」(**にはいるのは私の名前)
・・・・、にほんごじゃーん。

日本語だ。日本人が話す日本語だ。
なんと、ボストン在住の日本人の方で、なんでも今回RKCを受けるらしい。
RKCの受験日程では三日間のスケジュールの前日。
木曜日に前夜祭のようなものが開かれる。
彼はそれに参加し、私の名前を見つけ、日本人だろうということで話しかけてくださった。
(ちなみに任意参加であったので私は日程の関係もあり参加できなかった)
彼の存在は大変ありがたかった。

彼によると、前夜祭でインストラクターマニュアルが配布されたとのこと。
なんてことを!
マニュアルが前日に手にはいっていれば少しでも読み進めておけたのに。
そこには三日間のスケジュールも入っているとのこと。あーもう。

文句を言っても仕方ないので、事情を話してマニュアルをもらう。
時間の限り目を通した。

会場について最初に行ったのは私が所属するチームを調べることであった。
私が所属するのは「Franz Snideman」チームスナイドマン。
フランツさんなんだからチームフランツってわけじゃないんだな。
どんな顔かもわからなかったので聞いてまわった。
すらっとしたハンサムさんだ。白人男性。

チームスナイドマンには10人ちょっとのメンバーが配属された。それが今回のRKC試験の受験生。
フランツさんのサポートをする先生が二人。
美人な金髪白人の女性いかつい恐そうな迫力のある白人男性
フランツさんを含めた彼ら三人が
今回のRKC試験における、チームスナイドマンのインストラクターだ。

ついに始まるスナッチテスト。日本での練習の成果を試すとき。
軍手は使えないので少々不安であった。
日本にいたときは「誰が最初に行くか?」と聞かれたら真っ先に手をあげてやろうと考えていた。
ところが、現実には私はワタワタしており、いつの間にか始まっていた
私は三人目。
二人目の人は途中でマメが向けてしまったのであろうか。残念なことに。
インストラクターが励ましていた。
次は私だ。ドキドキ。
「軍手は使ってないね?」
「YES」
「始めようか」
「YES」

1.....2....3....


日本で手に入れたドラゴンドアと感触が変わらない。
本番と同じ環境で練習するのは大事だ。
練習どおり70回まで連続で。
そこからどう料理してやろうか。
8+7?10+5?
練習どおり8+7だ。
冒険する必要もメリットもない。
多少力んだ点があったのかもしれない。いつもより細切れにケトルベルを床に置いた。
ラスト、2.
終了!
思わず声がでた。

いつの間にかパベルさんが近くまで来ていて見てくださっていた。
握手。
パベルさん日本語で「やるねぇ!」
私は英語で「Thank you!」
一息つきました。
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