トレーニングを行えば体が疲れる。
（場合によっては筋肉痛やダルさに悩まされる。
　一日１０分の運動で！云々という宣伝文句は
　その後のコストを考えておらず、過小評価している点で正確では無い）

なので、それなりに体を動かしている人は入浴やマッサージや
ストレッチなどご自身の回復メソッドをお持ちに違いない。

今回は私の回復法をまとめてみたいと思う。
 

・マッサージについて
メジャーな回復法。効果も実感できることが多い。
但し、費用がかかり、効果は施術者の腕に因ることが大きい。
場所や時間も制限される。

・鍼について
マッサージと性質を同じくする部分が多い。
しかし、一般的なマッサージや自分の徒手技術ではとても到達できない深部の治療が可能。
（私はPCを長時間使用する職場のため、頚椎と頭部の境目が凝り固まる。
　時にそれは、斧か何かで患部を切断したい欲望に駆られる程になる。
　その場合、鍼は一番の解決策）

・ヨガ・ルーシーダットン・ストレッチなどについて
自分でできるという点で、時間と空間の制限を越えている。
但し、上手に行う技術面の熟達が必要であり、
また、自分が行うので本当に疲れきっているとできない。
（上達を楽しむ、というメリットとも捉えられる）

・電気治療器具
オムロンの電子治療器具をRKC受験時に持っていったことはどこかで書いたが
いつでもどこでも治療が可能。
また、コストの面でも大変優しい。

総合的に見ると電気治療器具に軍配が上がるが
どうも、マッサージと違う、なにか無機質な感じがある。
廉価なマッサージ屋さんに上手な施術師がいれば最高なのだが
現実は厳しい。

マッサージ、鍼、足裏マッサージには死ぬほど金を使っているので
その経験からなんとなく施術者のカテゴリわけをしてみる。

レベル０＝治療するだけの力、腕力がない。患者のつらい部分を覚えていない（聞く気が無い）。
　　　　　こっている部分をもむのが疲れるからと他の部分をもむことで休憩する、など。
　　　　　特に足裏において、マッサージと痛めつけることを混同している。
　　　　　つまり論外。
レベル１＝こっている部分をほぐす努力ができる。
　　　　　腕力が無いのであれば無いなりに工夫して効かせられる。
　　　　　（腕だけで指圧するのではなく体全体を使って指圧ができるなど）
　　　　　いわゆる町のマッサージ屋さんの新人さんであればこんなもの。
レベル２＝こっている部分をほぐすことができる。
　　　　　力を込めることはできるので、力加減に気を使うことができる。
レベル３＝こっている部分を察知しほぐすことができる。
　　　　　力加減が絶妙で、弱すぎても筋肉が緊張するほど強くても
　　　　　効果の最大化が図れない事を知っており実行できる。
レベル４＝マッサージにより筋肉を緩めるなどの治療活動以外にも
　　　　　体の動作などに知見が広い。
　　　　　ちょっとマイナーな筋肉の名前はもちろん、「ぼんのくぼ」など
　　　　　あまり一般的でないような身体部位名称を使った会話でも違和感なく通じる。
　　　　　話をするだけで大幅な勉強になる。

レベル２でありさえすれば、私は通う。
レベル２の人にマッサージしてもらえる保障があるのは貴重。
指示さえすれば最低限の効用を得られる。
レベル２と言い切れないが１よりは上、という人が一番多いように思う。

私としてはレベル３の方に増えて欲しいのだがなかなか現実は厳しいらしい。
なぜだろう？？レベル３の壁は高いのか。