まず、ケトルベルRKCの偉い人、パベルさんの考え方について。
最近、パベルさんの書いた防弾腹筋という本を読んだのですが
ここでも出てきたのが「体全体の緊張」です。
それによって筋出力を上げるということが
方法・手段を問わずパベルさんが広めたい考え方のようです。
ということはパベルさんが作ったRKCスタイルのケトルベルについても
同様のことが言えるはず。
そしてそれは基本の種目であるスイングについても大事なことだと
私は既に自覚・実感できてます。
RKCスタイルでケトルベルをやる際は体の緊張を行う必要がある。
これが大事であると。
よってミリタリープレスにもそれは当然当てはまります。
ケトルベルをクリーンし、あげ始めるとき体が緊張していなくては
上手にあがりません。
そしておそらく、そこが肝というか大事な部分なんだと思います。
紙でできた人形があるとします。起立の姿勢。
その腕の部分に片方だけ重りをつけてみましょう。
傾いて潰れちゃいます。グシャグシャグシャ。
今度は人形を木にしてみましょう。
すると、体の部分が丈夫なので起立の姿勢のまま。
人間の体は肉でできているけれど、緊張させることで丈夫にすることができます。
きっと、ミリタリープレスは
あえてシングルで行って
体に不均衡な力をくわえてやっても、耐えられるような緊張を強いる
事が大事なんだろうな、と思います。
もちろんダブルにも意味はあります、シングルよりも純粋に重い重量ですから。
でも、16kgのダブルミリタリープレスを行うのであれば
24kgのシングルミリタリープレスを行うほうが意味があるように思うのです。