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「ケトルベルのトレーニングをやろうと思うのですがケトルベルは毎日やるものですか?
それとも筋トレのように超回復などがあったりするのですか?よければ教えて下さい。」
という質問をいただいた。
コメントにはコメントで返そうと考えたのだが
予想以上に長文になったので記事にすることとした。


私の答えとしては
「毎日やることもできます」だ。

まず、質問内容がその内容自身において微妙に対比されていないので
そこの部分を整理しておきたい。
筋肉は損傷を受け、休息をとると肉体に摂取された栄養を元に修復される。
大きな損傷であればその修復に時間を要するし小さな損傷であれば要しない。
超回復という言葉を使うのがふさわしいかどうかはわからないが
筋肉の回復は起こるし、筋肉量は必要に応じて増加する。

質問の意図としては、ケトルベルトレーニングというものは
普通、毎日やるのか、意図的に休息日を予定すべきなのか
というものだと解釈した。

繰り返すが私の返答としては「毎日やることもできます」だ。
これは、以下の点に留意されたい。
1)前提の説明が抜けている。
2)毎日やるべきか休息を意図的にあけるかという質問に沿った答えではない
上記について説明を加えたい。



まず1)について。
私がインストラクターの資格を持っているのはRKCという団体のもので
ここで提供するケトルベルトレーニングはハードスタイルと呼ばれる。

ケトルベルをトレーニングの道具として使うもので、
根本の理論として「筋肉の緊張=力」が提唱されている。
筋肉に緊張を強いれば強いるほどその出力は上がるという考え方であり
トレーニングの目的は大きく、
・早いリフティングで筋肉の弛緩から緊張の反応速度を上げる
・遅いリフティングで筋肉を緊張させ最大出力を上げる
・関節の稼動域のメンテナンス・拡大に資するコンディショニングとする
と分かれる。
つまり、野球でバッティング、サッカーでドリブルを練習するのと同じように
ハードスタイルでケトルベルを練習するということは
稼動域を確保した筋肉の緊張を神経に覚えこませる「練習」なのだ。

当然、毎日練習したほうがよい。

しかし、毎日素振りをする野球選手が体に疲労がたまり、休息を必要とするように
ケトルベルトレーニングでも同様のことが言える。
疲労がたまれば休まなければならないし、休むべきなのだ。

また、別の観点から。
筋トレには一般にRMという概念がある。
10RMというのは、10回動作させることが何とかできる重さという意味合いだし
5RMというのは、5回動作させることが何とかできる重さである。
よって、10RMは5RMより軽い。
ハードスタイルでは低回数高セット数の神経系のRMが勧められる。
筋肉増量ではなく筋力の増強であり、筋肉量は結果としてついてくる。
(スイングやスナッチは高回数で問題なし)
高重量低回数、高セット数のトレーニング。
これにより、疲労を抑えたトレーニングを行うことができる。
(RMと疲労との関係は防弾腹筋という本に詳しい)

なぜ、それが推奨されるのか。
これは私の推測だが、RKCの最高指導者が軍隊出身であるので
・軍隊で必要とされる能力は(筋量でなく)筋力であること
・まずは自重をコントロールするだけのパワーであること
・軍隊での訓練は筋力トレーニングだけではないため極力疲労を抑えたいこと
という要素が関係しているのだと思う。

なんにせよ、高重量低回数高セットのトレーニングを行うことによって
疲労を抑えた筋力の増強を図ることができる。

これは、サラリーマンである私にとって必要な要素である。
一般のサラリーマンである私の最大の重要課題は家庭や仕事である。
トレーニングは真剣にやっていようとも、あくまで生活の補助、潤い、趣味である。
そして、トレーニーのほとんどすべてがそれに当てはまると思っている。

であれば、趣味で疲労を徒に増やすこともないだろう。
ケトルベルトレーニングは高重量低回数高セット数で行っていただきたい。
(スイング・スナッチは別。高回数OKです)
そのようにメニューを組めば毎日のように練習をすることができるし
体と相談しつつ、必要だと判断すれば休むようにすればよいと思う。

なので、「毎日やることもできます」という返答とさせていただいた。

ここまで読んでいただければ
2)毎日やるべきか休息を意図的にあけるかという質問に沿った答えではない
についても説明しなくてもよいだろう。

何を目的としどのようなメニューにするかによるのだ。

疲労が抑えられる「高重量低回数高セット数」というメニューで、
筋緊張を利用した筋力増強技術を連取するのであれば毎日やるべきだし
そうではなくワークアウトを主眼としたメニューを組むのであれば
その疲労を抜くための休息日が必要になると推察される。
ただし、ワークアウトするのであればダンベルやバーベルのほうが
細かな重量設定ができる分、より、ふさわしいと考えられる。
(ケトルベルがその選択から排除されるというわけではないが)

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Comment
 1  :無題  by けんぼう  ( $nbsp;)
わかりやすい説明ありがとうございます。
これを読んでケトルベルにさらに興味を持ちました。早速ケトルベルを買ってトレーニングを始めたいと思います。
2011/11/02   [Edit] 
 2  :無題  by ton  ( $nbsp;)
お役に立てたようでよかったです。
ゼビオのケトルベルが安いので試してみるのがいいと思います。
ケトルベルを持っている人が知り合いにいれば
実際に触らせてもらうのがいいと思います。
2011/11/03   [Edit] 
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